企画・提案は名前も大事 かならずネーミングしよう!
企画・提案に名前を付けよう!
今回は、企画・提案は、もちろん内容も大事だけど、名前(ネーミング)も同じぐらい重要ですよ、という話です。
数年前から「働き方改革」「生産性向上」が叫ばれていたことに加えて、新型コロナウイルスの影響で急速に「テレワーク」等に代表されるような仕事のあり方、進め方の改革が急務になっています。
このような状況下で、われわれサラリーマンは、その陣頭指揮を取らされたり、或いは、改革メンバーに名を連ねなければならないこともでき来ていると思われます。
企画・提案は、もちろん施策内容も重要ですが、それに名前を付けるべきと、私は考えています。
名前を付けるとは?(ネーミング)
企画・提案に名前を付けるとは、具体的にどういうことか一例を示したいと思います。
新型コロナウイルスでテレワーク(在宅勤務)が広まりましたが、それでもハンコを押すために出社せねばならないという話はよく聞きます。これを是正するために、一部の書類に関してはハンコを省いた方法を新たに作ったとします。
これって、単に「書類への押印行為を無くした」だけの施策ですが、それでも敢えて名前を付けます。例えば、「スタンプレス承認方式」とか「ハンコなしスキーム」と言うのはどうでしょう。
企画・施策を分かり易いワードで表現し、その後ろに「方」「方式」「スキーム」等の言葉を付ければ、立派なネーミングになります。頭に「新」を付けるというほうほうもありますね。
なぜ企画・提案に名前が必要か?
そう考える理由は、以下3点有ります。
1)人に認識させるため
「人は名前を知らないものは認識できない」と言われてます。
企画・提案は、考えた本人あるいはチームだけでは動きません。周りの人が、その企画・提案を認識して、そして参画或いは利用して初めて、意味があります。
まず、周りの人に、新しい企画・提案を認識してもらう、知ってもらうことが必要です。
2)企画・提案を継続させるため
企画・提案に一定の効果が認められていたとしても、時間の経過とともにすたれていくということはよくある話です。
これも、1)の名前と認識に関係していると言えます。強く認識されていない、他と区別して認識されていないがために、その新しい企画・提案は、古いものにだんだん引っ張られ、或いは後から出て来た中途半端な妥協案的なものに取り込まれて行ってしまい、消えていきます。
3)振り返り・評価ができる
その企画・提案の関係者にしっかりと認識されている為、後からその施策の是非を評価することが容易になります。これが曖昧になっていると、評価のしようがありません。
この適正な振り返り・評価が、次の企画・提案に活かされていきます。
その他の理由
その他の理由としては、名前があった方が、みんなの愛着が増し、参画意識が高まるという効果も期待できるでしょう。
それから、サラリーマンとしては、折角、苦労して考えた企画・提案ですから、うまく言った場合には、適正に評価に加えてほしいですよね。このネーミングがあることによって、企画・提案に効果があった場合には、名無し企画・提案に比べ上の人の覚えが格段に良くなります。そういうしたたかなサラリーマン戦略もありますね。
企画・提案は商品と同じ
お店で売っている商品には、必ず商品名と言う名前がついていますね。
例えば、缶コーヒーは、缶に入ったコーヒーです。各飲料メーカーが、それぞれ様々な商品名を付けて、缶に入ったコーヒーを販売していますね。
企画・提案も同じです。実際の所、企画・提案と言っても、必ずしも斬新で、革新的なものではないと思います。これまで存在していた方法のマイナーチェンジであったり、2つの施策の折衷案であったり。それでも、商品に名前があるように、企画・提案に名前を付けるべきと思います。
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