過去の天気を調べるwebサイト4選

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過去の天気を調べる

天気とビジネス

仕事柄、天気予報を気にしているという人は多いと思います。ビジネスと天気は切っても切れない関係にあることは周知の事実です。
こう言う私も天気予報は常にチェックしています。傘を持って出るか否かを確認するわけではなく、純粋に仕事の段取りに関係してくるからです(特に、台風や降雪)。
実は私は近い未来の天気を気にする以外に、頻繁ではないですが過去の天気を調べる必要に迫られることがあります
ある日のとある地域の天気がどうだったか?を知りたいのです。私以外にもこういう人っているのではと思っております。
そこで、本稿では、webで過去の天気を調べる方法を紹介します。

過去の天気を調べるwebサイト4選

本稿では4つのwebサイトを紹介します。調べる内容、目的に応じて使い分けをしてください。

気象庁 過去の気象データ検索 (気象庁)
tenki.jp 過去の天気 (日本気象協会)
気象人 気象ダイアリー (ウェザーマップ)
goo天気 過去の天気

それでは、それぞれの特徴を紹介していきます。

気象庁 過去の気象データ検索 (気象庁)

URL:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

*天気を司る日本の役所が運営しているだけあって、データ量は断トツ一位、データ抽出方法も充実

気象庁 過去の気象データ検索
▲気象庁 過去の気象データ検索


<観測地点>
155か所もあります。この数は、「気象台」の数です。
記録しているデータ種類は少なくなりますが、「アメダス」の観測地点も含めると無数にあります(有り過ぎて、数えるのを断念しました。。。)。
下図は、「東京」を選択した画面です。赤い◎が「気象台」です。その他のポイントは、「アメダス」となります。

気象庁 東京の観測ポイント
▲気象庁 東京の観測ポイント

「気象台」と「アメダス」では、記録しているデータの数が異なります。(下図参照)

気象台とアメダス 観測データの種類
▲気象台とアメダス 観測データの種類

<データの期間(いつからあるか)>
なんと!1872年(明治5年)からあります。
但し、古い時代までさかのぼると、データが少なくなります(時代とともに観測内容が増えていってますので)。

<閲覧できる気象データ>
気圧(現地、海面)、降水量(合計、最大)、気温(平均、最高、最低)、湿度(平均、最小)、風速(平均、最大、最大瞬間)、風向、日照時間、天気(文言にて、昼と夜)、降雪、最深積雪等

*天気は、所謂お天気マークではなく、「曇時々雨」や「薄曇一時晴」のような文言で表現されるため、少々分かりにくいです。

<データ表示> *2020年10月1日、東京

気象庁 日別気象データの表示例
▲気象庁 日別気象データの表示例

<検索方法> *ある日のある地点の天気を検索する場合を例として
「都府県・地方を選択」⇒「地点を選択」⇒年と月と日をそれぞれ選択⇒「日ごとの値を表示」

気象庁 日別気象データを調べる手順
▲気象庁 日別気象データを調べる手順

<特徴>
正直このサイトはユーザーインターフェースがあまり良くないのですが(つまり、とっつきにくい)、データ量とデータ抽出方法が充実しています
データの抽出期間は、年、月、旬(上中下旬)、半旬(約5日刻み)、日、時間(1時間毎、10分毎)より選ぶことができます。また、平均値も出すことができます(1981年から2010年の平均値を算出)。
そして、これらのデータを地点、期間、期初データ種類を設定して、CSVファイルでダウンロードすることも可能です
ビジネスユースで、且つ数値データの裏付けが必要な場合には、このサイトの利用をお勧めします。

気象データをCSVファイルでダウンロード
▲気象庁 気象データをCSVファイルでダウンロードが可能

tenki.jp 過去の天気 (日本気象協会)

URL:https://tenki.jp/past/

*期間を除けば、データ量は気象庁と同じ。データの分かり易さはこちらに軍配が上がる

tenki.jp 過去の天気 (日本気象協会)
tenki.jp 過去の天気 (日本気象協会)

<観測地点>
154か所あります。気象庁より1か所少ないですが、これは南極の有無の違いです。
それから、気象庁と同様に、アメダスのデータも見ることができます。
したがって、南極を除けば、気象庁と観測地点の数は同じです

<データの期間(いつからあるか)>
2015年から。学術研究をするわけではないので、ビジネスユースでは十分ではないでしょうか。

<閲覧できる気象データ>
日の出/入、天気(マーク表示)、雲量、気温、湿度、露点湿度、降水量、気圧(現地、海面)、風向、風速、視程、不快指数等
*上記データが、3時間刻みで表示される。
*データの見易さは、良好。

<データ表示> *2020年10月1日、東京

tenki.jp 日別気象データの表示例
▲tenki.jp 日別気象データの表示例

「アメダス」データの場合は、下図のように表示される。

tenki.jp 日別気象データ(アメダス)の表示例
▲tenki.jp 日別気象データ(アメダス)の表示例

<検索方法> *ある日のある地点の天気を検索する場合を例として

気象庁のサイトの場合は「気象台」と「アメダス」とも同じ方法で検索できました。一方、tenki.jpの場合は、異なります。
・154か所の場合
年と月を選択⇒カレンダーから日を選択⇒都道府県・地方を選択⇒さらに観測ポイントを選ぶ

tenki.jp 日別気象データ検索方法
▲tenki.jp 日別気象データ検索方法

・アメダスの観測場所の場合
年と月を選択⇒カレンダーから日を選択⇒「天気ガイド」を「アメダス」に切り替え⇒都道府県・地方を選択⇒地図上で観測ポイントを選択

tenki.jp 日別気象データ検索方法(アメダス)
▲tenki.jp 日別気象データ検索方法(アメダスの場合)

<特徴>
掲載しているデータの期間を除けば、気象庁のサイトとデータ量は変わらない。
違いは、気象庁のサイトはデータ検索・抽出機能が非常に充実している一方で、tenki.jpはデータの見易さにある。ある日ある場所の気象データを確認したいだけなら、tenki.jpの方が便利と言える。

気象人 気象ダイアリー (ウェザーマップ)

URL:https://kishojin.weathermap.jp/diary.php

*tenki.jpより更に簡便なつくり

気象人 気象ダイアリー (ウェザーマップ)
気象人 気象ダイアリー (ウェザーマップ)

<観測地点>
142か所あります。

<データの期間(いつからあるか)>
2002年から。但し、地点別の天気データを閲覧できるのは、2016年4月10日以降となっている。これでも、ビジネス利用でしたら、十分ですね。

<閲覧できる気象データ>
天気(マーク表示)、気温(最高、最低)、湿度(平均、最小)、降水量(日、1時間最大)、風速(平均、最大、最大瞬間)、風向、気圧(現地、海面)、日照時間、雪(降雪、最深降雪)等
*データの見易さは、良好。

<データ表示> *2020年10月1日、東京

気象人 日別気象データの表示例
▲気象人 日別気象データの表示例

<検索方法> *ある日のある地点の天気を検索する場合を例として
年と月を選択⇒「地点検索」⇒カレンダーから日を選択

気象人 日別気象データの検索方法
▲気象人 日別気象データの検索方法

<特徴>
検索の方法は、ほぼtenki.jpと同じ。データの見せ方も分かり易い。tenki.jpは3時間刻みでデータを表示しているのに対して、気象人は日別の表示となっていた、更に簡易なつくりになっている。

goo天気 過去の天気

URL:https://weather.goo.ne.jp/past/

*天気と気温のみで十分という方向け

goo天気 過去の天気
▲goo天気 過去の天気

<観測地点>
59か所あります。上記3サイトに比べると、半分以下にまで減ります。

<データの期間(いつからあるか)>
1961年から。tenki.jp、気象人と比べると長い。

<閲覧できる気象データ>
気温(最高、最低)、天気(マーク表示、9,12,15時)
*データの見易さは、良好。

<データ表示> *2020年10月1日、東京

goo天気 日別気象データの表示例
▲goo天気 日別気象データの表示例

<検索方法> *ある日のある地点の天気を検索する場合を例として
地域を選択⇒年を選択⇒月と日を選択

goo天気 日別気象データの検索方法
▲goo天気 日別気象データの検索方法

<特徴>
検索の方法は、ほぼtenki.jpや気象人と同じ。気象データの種類は、大きく減るので、天気と気温が分かればいいという方向けになります。

以上、仕事でつかえる、過去の天気を調べる方法でした。各サイトとも異なる特徴を持っているので、用途に応じて使い分けてください。

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